エレコムYTCに
成長性を感じて。
エンジニア歴が長い私にとってもYTC(横浜技術開発センター)の環境はありがたいものばかりです。最近移転した新しいオフィスでは、これまで以上に静かで快適な空間で開発に集中できています。さまざまな測定機器も充実し、自分が試してみたいことはすぐにチャレンジできる。開発する上で必要なものがあれば惜しみなく用意してもらえる。これはエレコムが開発に力を入れていくという意思表示でもあり、技術開発職への期待の現れだと感じています。一人のエンジニアとして、会社が技術開発職の活躍を尊重してくれていることは、とても嬉しいこと。この期待には、要求される水準以上の開発という結果で応えたいと思っています。エレコムは、BtoCからBtoBに至るまで、驚くほど多岐にわたるアイテムを扱っているため、開発の範囲も幅広く、本人にやる気さえあれば様々な領域の開発業務にチャレンジすることができるでしょう。ちなみに黙々と作業するイメージが色濃い技術開発職ではありますが、ここにいるのは気さくなメンバーばかりで、和やかな雰囲気も仕事がしやすい一因になっています。
またここ数年、M&Aによるグループ化でエレコムグループの事業はさらに広がり続けています。実際にYTCでもグループ会社であるロジテックINAソリューションズやハギワラソリューションズと共同開発を行うこともあり、今後ますますグループシナジーを活かしたプロジェクトが増えていくのではと期待に胸を膨らませています。
開発の起点は、
まずは自分が使ってみることから。
私の現在の主な仕事は、マウス製品のアプリケーションの開発。ユーザーが使用上で困っていることを解決するために、新しい機能を追加しながら改良を行います。システムに近い部分も関わるため、実験や調査を重ねながら、これまでの経験値だけでは足りない部分も広く対応しています。PC関連機器を多く扱うエレコムグループはマウスの機種をリリースするサイクルがとても早く、加えてWindowsなどのOSバージョンも頻繁に変わるため、その都度の細かい対応も多く発生します。だからこそ、ソフトを開発する際は、「どうすれば使い勝手が良いのか」「何があれば使いやすいと感じるのか」を探らなければなりません。そのためには、ユーザーの視点に立つこと、つまり自分自身が様々なソフトを試してみることを大切にしています。そうすることで、ユーザーにとって一番使いやすいものが見え、開発ポイントを絞り込んでいくことができるのです。そうして苦労して作り上げたシステムを使ったユーザーから、「前よりも便利になりました!」と喜びの声をいただくことが何より嬉しく、エンジニア冥利に尽きる瞬間です。
ソフトウェア業界は日々進化のスピードが著しい業界です。仕事をする上では、業界に関する最新の情報収集が重要になるため、自主的に展示会に足を運ぶなど、常に最先端の情報にアンテナを張る努力も必要。積極的に後押ししてくれる環境も自身の成長につながると感じています。
まだ世の中にない製品を
ゼロから作りたい。
最近は社内に若い人材が増えてきて、今まで以上に活気があふれています。私が知らないような新しい情報を持っていたり、柔軟でユニークな発想を持っていたり、それが良い刺激にもなりますし、改めて気づかされることも多くあります。一方で、指導する立場として、伝え方や教え方など、どうすればわかりやすいか悩むことも。言葉で伝えるだけではなく資料にまとめたり、時には勉強会を開いて情報を共有し、キャリアや年齢を越えた部署全体のスキルアップにも努めています。技術や知識だけでなく、マネジメントという側面を学べていることも今の私にとっては、非常にプラスに働いています。なぜなら近い将来、YTCとしてゼロから一つの製品を作りたいという強い思いがあるから。今はエレコムの技術サポート的な業務が多いのですが、個々のスキルを上げ、チームとしてのまとまりを強化していくことができれば、新しい製品づくりという可能性がきっと広がるはず。新しい製品開発に向けて、すでに若手からのアイデアもたくさん出ています。まだ世の中にないものを生み出し、カタチにしていく。社員の新しい挑戦を歓迎し、新しいものを貪欲に取り入れる文化のあるエレコムグループなら、その目標が実現する日も、そう遠くはないと確信しています。
一覧に戻る