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2012年度入社
事業企画
モノづくりから人づくりへ。
チーム力が、製品の質につながる。
デザイン性と機能性を併せ持つ、
マウスに魅せられて。
学生時代は工学部で、歩行時における足の筋肉の動作をサポートする衣服など、人間工学的に機能性を追求したモノづくりの研究をしていました。機能性を備えながらも、デザイン性の高いものを作るにはどうすれば良いのだろうと悩んでいたとき、偶然出会ったのがエレコムのマウスです。使う人に寄り添った機能性とデザイン性を両立しているのが素晴らしいと感じ、もうエレコムで働くしかないと思いました。その気持を伝えようと、個人面接に粘土で作ったマウスの模型を持参したのも、良い思い出です。
入社後は入力機器チームでマウスやキーボードの開発を担当。希望通りの仕事でしたが、予想外だったのは、任される業務範囲の広さ。モノを作るにはまず、最初にどのような製品が市場で求められているかを調査し、製品化に向けた企画書を作成。その後、デザイナーと協力しながらプロダクトのデザインを仕上げていきます。試作段階に入ると、現場で量産までを見越した設計やスケジュールを話し合いながらサンプルを作り、評価をしていきます。さらに製品のリリース後は、売れ行きなどを検証し、次の製品づくりに繋がる情報を分析していきます。この一連の流れ全てを担当するのですが、社内外の人脈を使ってマーケティング用のデータを引き出したり、意見を聞いたり、とにかくがむしゃらに、現場で何度も失敗を重ねながら覚えていきました。失敗を教訓にすることで、結果的には早く成長できたと今となって実感しています。また打ち合わせや交渉の場では、何世代も年齢の離れた方々とも話をして納得してもらう必要があり、どうすれば信頼してもらえるか、私の話に耳を傾けてもらえるかを常に考えながら仕事をしていました。どちらかと言うと当時は対人関係が苦手な方でしたが、おかげで今は人とコミュニケーションをうまく取れることが強みと言える程に成長できました。
「eSportsって何?」というところから
業界参入へ。
開発を担当した中でも特に思い入れの強い製品といえば、eSportsで使うゲーミングマウスやゲーミングキーボード等です。ある日、社長室に呼び出され「eSports関連の新製品を企画してほしい」と突然言われたのがきっかけでした私自身にゲームを楽しむ習慣がなく、どちらかといえば苦手な分野である上、会社としてもゲーミングデバイスは強くありません。まず「eSportsって何?」というレベルからのスタートで正直かなり戸惑いました。しかし、市場自体も世間から注目されており、何よりも新しい挑戦こそ企画職の醍醐味です。やってやろうという強い思いが結果的には全社を巻き込んだ大きなプロジェクトへと発展。企画内容を共有しながらチームの枠を越えて連携していくうちに、私を中心としたプロジェクトとして製品化が進んでいきました。しかし、eSportsという市場においては、オフィスで使用する製品とは求められる性能が根本的に違う事、更には機能以外にもイメージが非常に重要であることが見えてきました。性能面のニーズを追求し、同時に複数のプロゲーマーチームとも接触を図り折衝を行いました。プロゲーマーとのスポンサー契約も初めてのことでしたが、様々な人に助けられながら、最終的にはスポンサー契約を取り付けることができました。その後は、プロゲーマーの意見を開発に反映させ、実際に大会で使用してもらうことで、徐々に売上にもつなげることができました。新規参入ではありましたが、数億円の売上を確保できるほどの売れる製品とその仕組みを作り上げることができました。こだわりと挑戦心、そしてチームワークをもって取り組み続けることが、成果に結びつくのだと実感できたプロジェクトです。
個々の発想や能力を引き出す
マネジメントを。
現在はチームリーダーという立場で、企画から製品化までを俯瞰的にマネジメントする役割を任せていただいています。実はチームリーダーになるときに、自身でモノづくりができなくなるのではないかと多少の不安を感じていたのですが、いざ仕事をしてみるとチームリーダーという役割に想像以上のやりがいを感じています。個々のメンバーが能力を発揮できる環境を作るために、それぞれの意見に傾聴し、尊重する。そうして個性や意見を引き出していくことで、自分では思いつかなかったアイデアが出たり、更には製品の仕上がりも良くなったりするのです。この時に感じる感覚は、自分でモノづくりだけをしていたときには感じられなかった新しい発見です。俯瞰的、間接的ではありますが、数多くの企画に携われることもやりがいに繋がっているのだと思います。今後は、チーム全体のスキルを底上げし、量販店向けだけでなく、エレコムグループとして注力している法人向けの製品づくりにも挑戦したいと考えています。またグループ企業とタイアップした新しいプロジェクトや、エレコムグループの商流を使った販路拡大も進んでいて、グループ化による強みを活用できる体制も整いました。グループ企業間でお互いのスキルや情報を共有できる仕組みづくりにも努め、いずれはモノだけでなく新しいサービスづくりにも関わり、新たな市場で売れる製品、そして売れる仕組みを生み出したいと思っています。
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マウスに魅せられて。