エンドユーザーの声を聞きながら、
お客様プライベート商品の開発も手掛ける。
私が所属する特販支店では、家電量販店ではなく、生活雑貨を主に扱うライフスタイルショップをお客様として、当社製品の提案を行っています。モノの商品価値だけではなく、そのモノから派生するライフスタイルも提供する「コト売り」をコンセプトにしている業態のため、そこに見合う製品を提案するよう意識しています。
私は主に2社を担当していますが、当社が開発したプロパー製品の提案はもちろんですが、他にもお客様からご意見をいただきながら、プライベート製品を提案することもあります。iPhoneケースやフィルム、充電用ケーブル、バッグやリュックなどが主な売れ筋となっており、お客様のコンセプトにあった製品を開発することも大切な業務のひとつです。
お客様は日頃から店頭でエンドユーザーの声を直接聞いているので、我々ではなかなか気付かない点へのご意見も多くあり、製品開発にあたって非常に参考になります。
すでにあるものを販売するのと、お客様の意見を聞きながら開発して販売するのとでは製造工数も違うので苦労は多いのですが、プライベート製品ができあがり、店頭で展開され、「売れた」という実績を聞くと、やって良かったとしみじみ思います。また、「この製品が好き」というエンドユーザーの声をいただいた時は嬉しくもあり、やりがいを感じます。
ある時、「このバッグ、壊れたけど使い勝手がいいからまた買いたい」というユーザーがいらっしゃいました。「壊れた」という点だけを捉えればクレームに繋がりかねませんが、商品価値が高いからこそ、リピート購入いただけたということです。そういったファンが付くのは、我々の力だけではなく、お客様のブランド力もあってこそ。双方の知恵と情報を結集させ、結果的にエンドユーザーにご支持いただける製品を生み出せることも、やりがいのひとつです。