キャリアストーリー

今までも、これからも。
挑み続けることで、個人も会社も成長する。

2016年
商品開発部ヘルスケアチームに配属。
新規事業として加湿器、EMS製品の企画開発を担当し、企画から製造までの基礎を習得。
2017年
テレビ通販番組への出演。
作り手の視点だけでなく、表現のプロと仕事をすることで開発には客観的な視点も
必要であることを学び視野が広がる。
2020年
キッチンスケールの開発。
マーケティングなども自ら行い、新規事業としてキッチンスケールの企画開発を担当。
新たな製品カテゴリーの足掛かりを確立。
2021年
チームリーダーに着任。
部下との関係性を大切に、チームとして「モノからコトへ」の実現を目指す。
新規事業の立ち上げラッシュにTV出演、
チームリーダー就任と怒涛の6年間。
入社2カ月後から新規事業に携わり、加湿器やEMSといった新製品や体組成計などの開発を担っていました。商品開発の直接的な業務ではありませんが、開発担当者としてEMSの特徴や魅力を伝えるため、テレビの通販番組に3回ほど出演したこともあります。この出演により、どういう表現をすればエンドユーザーに伝わりやすいのか、どういった販促ツールが必要なのかを知ることができました。
開発の仕事は視点がモノに偏ってしまう傾向がありますが、エンドユーザーや番組制作スタッフの意見を聞くことで、客観的に製品を見ることの必要性を感じました。
そして2021年4月にはヘルスケアのチームリーダーに着任。製品開発業務に加え、チーム全体の案件進捗、事業計画、販売分析などの管理業務が加わり、チームを俯瞰してみる仕事が増えています。
もちろん、リーダーとして部下の指導も業務のひとつ。部下はキャリア採用が多いので、ほぼ年上の方です。そういった中で、より効率良く、それぞれが能力を発揮し、部下一人ひとりがやりたいことを実現させるためにどうすれば良いのかを一緒に考えていきます。いきなり答えを提示することよりも、部下自身が課題や解決方法を考えられるような導き方を心掛けています。
つい、経験上こうしたほうが良いよ、と答えを言ってしまいそうになりますが、そこはぐっと我慢。問うことを意識して接しています。逆に私もまだリーダーになって間もないため、部下への接し方や言葉の掛け方などについては上長に相談し、助言をもらいつつ取り組んでいます。
行動するために必要なことは
自分に問い続けることで見えてくる。
新規事業製品の開発やテレビ出演、チームリーダーへの着任と、濃密な6年を過ごしていますが、常に自分で考え、PDCAを意識して仕事をしています。これは開発に限ったことではありませんが、課題をどう解決すべきか、どうすれば売れるのかなど、日々思考を繰り返し、計画して取り組むことで、行動する力も身に付いていくと考えます。
特に私の所属するヘルスケアチームは、エレコムグループの中では新規事業部です。また、私は新製品の開発に新人の頃から関わってきたので、その都度、製品の市場性や売上予測、安全性、販売方法などをゼロから考える必要がありました。上長含め、部下全員が思考力と行動力の塊。さらに、個々が目的意識を明確に持ち、常にチャレンジしている気風です。その中で私も率先して新製品の開発に次々と挑むことができました。
自分で思考を深めることは、先輩から「考える癖」を身に付けるトレーニングをしていただいたことも大きく影響しているかもしれません。入社して間もない頃、私よりひと回り以上年上だった先輩に相談すると、「なぜ?」ということを3、4回繰り返し問い返されました。自分自身では筋が通っている、整理できていると思っていたことでも、何度も「なぜ?」を繰り返してもらうと、考えの詰めが甘い部分があぶり出されるのです。その先輩の指導もあって、自分でまずは考え、行動することが常になりました。仮に失敗してしまったとしても、成長の一端になることは間違いありません。チームリーダーになった今、部下にも自分で考えることを促すようにしています。
エンドユーザーの豊かな暮らしと
部下が幸せに働けることを目指す。
自分の開発した製品が発売され、売上が上がることはもちろん嬉しいことです。しかし私は、その製品を使用したエンドユーザーが少しでも幸せに感じたり、暮らしが便利になることを一番大事にしています。
私はもともと、世の中のためになる製品を作りたいという思いで入社し、配属時から「人々の心身が健康でいられること」をテーマにヘルスケア製品を展開してきました。エンドユーザーに快適に使っていただき、長く愛され続け、そして感動を与えられるような製品を作ることを入社以来ずっと意識して取り組んでいます。感動という意味では、市場にまだ出ていない製品を生み出すことも、ヘルスケアチームの使命だと考えています。
エレコムは近年、B to B向けのフィールドにも事業拡大すべく、グループ会社一体となって取り組んでいます。モノを作って売るという「モノ」提案だけではなく、人々の暮らしを支えたり課題解決を図ったりする「コト」提案への事業展開です。
ヘルスケアの分野でいうと美容や健康カテゴリーの製品が多いので、予防医療の面でエンドユーザーの心身の健康をサポートできるような提案を今後はしていきたいと考えています。モノとコトの両面で、例えば病院や老人ホームなどの企業や各種団体にサービス展開をするなど、商品開発に捉われない動き方をしていきたいと思っています。
チームリーダーとしては、部下全員が自分の希望するキャリアを進んでいけるようにうまく導きたいと考えています。部下の表面上の言葉や態度だけで判断するのではなく、本意はどこにあるのかを聞き出す努力をしています。何度も話をしたり、「本当に?」や「なぜ?」と問い続けることで、本人も気付いていなかった思いや本当にやりたいことを明確にすることができると思うからです。そういった本音を引き出すコミュニケーションと働きやすい環境づくりも私の大事な業務のひとつです。部下がターゲットユーザーだと考え、いかに彼らがヘルスケアチームで幸せに働くことができるかを考え、行動に移していきます。
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