キャリアストーリー

自己実現のために夢を声に出す。
“声”には成長や飛躍のヒントが詰まっている。

2012年
量販東関東支店に配属。家電量販店を担当。
量販営業の基礎から売場のレイアウト提案などを学び、担当する家電量販店では大きな実績を残すことに成功。
2015年
量販東関東支店。大手家電量販店本部を担当。
仕事の進め方が変わったことで躊躇したが、自分なりのやり方を考えて実行することで大きな財産を得ることに。
2018年
特販支店。ライフスタイルショップを担当。
家電量販店とは異なるエンドユーザー層が求める製品や購買意識を分析・把握することで視野や知見を広げる。
2020年
特販支店。営業課長に着任。
自分自身の成長を感じながら、次の目標に向かって努力を惜しまず、チームメンバーと共にその歩みを進め、活躍中。

※本部担当とは:家電量販店やライフスタイルショップの本部バイヤーへの商談を担当します。
主に新製品の導入や展開方法を交渉したり、セット販売といった施策等の提案を行います。

多種多様なお客様で失敗と成功を経験。
営業ノウハウを積み重ねた。
小さい頃からモノづくりが好きで、電子機器を販売しているメーカーに勤めたいと思い、エレコムグループの会社説明会に行きました。葉田会長の講演を聞き、やりたいことや目的、夢を持っている方だと感銘し、「ここで働きたい」と志望。入社後に、何事にもチャレンジしている姿勢を目の当たりにし、会社の成長はこの環境があるからだと実感しました。

私が最初に配属されたのは量販営業の東関東支店でした。新人時代は、エレコムグループの製品知識を得ることから始まり、売場で当社製品がどう展開されているのかを分析したり、エンドユーザーの消費行動を考えたりするなど、量販営業の基礎を学びました。やがて売場の製品レイアウトを考えたり、大幅な改装の提案も手掛けるようになりました。

3年間の量販営業時代の一番大きな実績は、お客様の本店で当社の全製品をゴールデンゾーンというエンドユーザーの最も目に付く売場に陳列してもらえたことです。実現するためには、店舗の方々の理解や協力を得ることが大前提。店舗の担当者はもちろん、店舗に出入りしている人たち全員とコネクションを作るくらいの気持ちで取り組み、全売場の担当者やアルバイト、店舗がタイアップしているパソコン教室のスタッフなどとも会話を重ねました。また、店頭に設置する製品の特徴をアピールするポップを自作し、エンドユーザーの目に付くデザインにするなど、魅力ある売場づくりを提案。その結果、手繰り寄せた「ゴールデンゾーン」でした。

その後2015年に家電量販店の商品バイヤーに営業する本部担当に異動。この時、全く違う会社に転職したのかと思うほど一気に仕事の内容が変わり正直戸惑いました。量販営業時は、売場づくりなど比較的体力を使う業務が多かったのですが、商談資料の作成などデスクワークをすることが増えたのです。商談は生半可な提案では通りませんので、異動した1年目は、本部担当としての心構えや資料づくりの基礎などを徹底して学びました。

本部担当となった2年目からは、自分はこの課で何ができるのかを考えるようになり、試行錯誤の末、まずは人との繋がりが必要だと感じ、全エリアの同行営業をすることを決意。全国に約500店舗ありますが、各エリアの営業担当者の商談に同行し、新規オープンの搬入作業や店舗の改装作業などを手伝いながら人脈を広げていったのです。

本部で商談の資料を作成しながら、各エリアに赴き売場づくりを手伝うという業務は想像以上に大変でしたが、大学時代に所属していたラグビー部で培った持ち前の体力で乗り切りました。そして、全国のお客様はもちろん、社内の担当者とも多くの関係を築くことができ、それらの人脈は今でも私の財産になっています。
会話を繰り返し、理解を深める。
メンバーの成長がこの上ない喜び。
2018年には特販支店に異動。2020年、30歳になる年に営業課長に着任しました。ちょうど新入社員が2人入ってくることになり、「これは大変だ」と思いましたが、営業課長という立場でメンバーを指導していく日々は思っていた以上に充実しており、いつしか自分の成果より、メンバーの成長が自分自身のやりがいになっていることに気付きました。

新入社員は「分からないところが分からない」といった状況です。「適当に頷かないでほしい」と念を押し、理解できるまで徹底的に話をするように心掛けています。時間はかかりますが、丁寧に説明することで、メンバーが結果を出せるようになれば、メンバーと共に私自身も営業課長として成長できると思っています。

メンバーの本部商談にも同行しています。私の上司も一緒に行くことがありますが、メンバーが用意した事前の商談準備がしっかり先方の意向に当てはまり、提案が成立すると、上司から「あの子も成長したな」と評価されます。私は、日々メンバーと接する中で成長していることは実感しているのですが、それを第三者である上司から感じ取ってもらえると、より大きな喜びを得ることができます。
エレコムグループは挑戦できる会社。
さらなる高みを目指して。
入社して10年、私自身一番変わったのは「思いやり」を持てるようになったことです。高校も大学も進学先は誰にも相談せず決めるなど、自分一人で決断する場面が多く、一人でやって来たと思っている節もあって自己中心的な考えでした。しかし、エレコムグループに入って自分を取り巻く環境が変わり、様々な人と関係を築いていく中で、思いやりを持って人に接することができるようになりました。そうすることで、相手にも自分にも利益がもたらされることに気付いたのです。

直近で描いている目標は、36歳までに支店長に昇進することです。今32歳なので準備期間はあと3年しか時間がありません。自分を追い込んでいかないと、と思っています。
まずは「支店長になる」と周りに宣言し、夢を叶える土台づくりをしています。

そのひとつに、あらゆる場面で「自分が支店長だったらどう判断するか」と考える習慣を付けています。今の支店長と私とは10年のキャリアの差があります。現状、支店長と同じ意見になるのはまだ3割程度ですが、それをあと3年で9割程度に近付けるという目標を掲げ、その時々にベストな判断を下せるよう心掛けています。更には自分自身の考えや判断基準を確立できるよう、できるだけ多くの経験を積みたいと考えています。

私が仕事をする上で最も大切にしていることは「人との繋がり」です。人との繋がりは自分自身の成長を加速させるだけでなく、その後の人生においても財産となると考えているからです。そのため、メンバーにもいろいろな人と積極的に繋がるようにとアドバイスしています。そして、常に挑戦し続ける姿勢も大切です。エレコムグループはその姿勢を評価し、何でも挑戦させてもらえるフィールドだと日々、実感しながら私も挑み続けています。
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