キャリアストーリー

三方良しの営業戦略で
多角的に分析的に攻めていく。

2015年
量販九州支店に配属。福岡エリアの家電量販店を担当。
新製品や売場づくりの提案を行い、場数を踏み経験値を上げることで着実にステップアップ。
2017年
量販九州支店。熊本エリアの家電量販店を担当。
店舗ごとに異なる課題や要望に対して細やかな対応を心掛けることで、柔軟な思考と提案力を
身に付ける。
2018年
量販関西支店。大手家電量販店本部を担当。
一店舗だけでなく、全国数百店舗への一斉導入という広域的で大きなビジネスを成功させるための提案力に磨きをかける。
2020年
量販営業企画チーム。
意思決定の指針として常に「エンドユーザーにとってどうなのか」という意識を軸に据え、
売上規模拡大のため日々奮闘中。

※本部担当とは:家電量販店やライフスタイルショップの本部バイヤーへの商談を担当します。
主に新製品の導入や展開方法を交渉したり、セット販売といった施策等の提案を行います。

家電量販店好きが高じて入社。
念願の量販営業でステップアップへ。

私は学生の頃から家電量販店で新しい製品の新機能を見たりすることが好きだったので、量販店で製品を販売しているメーカーを志望していました。
ご縁がありエレコムグループに入社し、家電量販店を主に担当する営業として、3年目まで九州支店に配属されました。
研修を終えた新入社員は4月中頃に各部署に配属され、だいたい6月くらいまでは上司や先輩に同行して仕事を覚えていくのですが、私の場合は当時の上司が「習うより慣れろ」の教えだったため、周りの方からのサポートを受けつつ、早い段階から独り立ちし、場数を踏ませていただきました。
郊外型の量販店は一人の営業が担当する店舗数が多く、私も30店舗ほどを受け持っていました。全店舗を効率よく訪問するために、スケジューリングを大切にしていました。お客様との接点を増やしていかないと信頼は得られませんので、どうすれば1店舗でも多く訪問できるかを日々意識していました。また、店舗ごとに課題や要望が異なるので、各店舗に合わせた対応をするよう心掛けました。
4年目からは関西支店で家電量販店の本部担当に異動になりました。それまでは、自分の担当店舗のことだけを考えていれば良かったのですが、本部担当になると、全国に展開される数百店舗のことを考えなければなりません。各地の営業の売上に関わることですので、責任感を強く持ちました。私が商談で失敗すると、私が担当する量販店だけ新製品が入っていないという状況になってしまうので、責任重大です。細やかな提案に気を配っていました。
真似事じゃない、自分にしかできない方法で
成果を上げていく。
4年目で家電量販店の本部担当になったことは、営業人生のターニングポイントになったかもしれません。仕事に対する責任感を一層強めたことで成長に繋がったと思います。また、九州で量販営業をしていた頃、提案書や発注書などの準備をする事務作業をもっとスムーズにし、その分の時間を営業活動に割けるようにするためのツールがあればいいのに、と考えていました。そこで、本部担当になったときにそのような事務作業を簡略化できるツールをつくって配信したところ、現場の営業担当から、事務作業が効率的に進められるようになったとの声を多くいただくことができました。当時感じていた不満を自身で改善することができた嬉しい瞬間でした。
こういったことも含め、仕事をする上では常に、自分にしかできないことをして成果を残したいと考えて行動しています。人の真似や前任者と同じことをしていては、自分がそこにいる意味がないと思うからです。
営業企画へは自ら志願して異動しました。本部担当時代に、現場の営業の役に立てたことに非常にやりがいを感じたのですが、営業企画ではより広い範囲で多くの人に影響を与える仕事ができるのではないか、と興味を持ったのが理由です。
営業企画は他部署の人と関わることが多く、業務も多岐にわたります。また、重要な案件を自分で意思決定する機会も多いです。業務に追われる毎日ではありますが、「自分にしかできないことをする」という考えを変わらず大切にしています。
例えば、自社倉庫の在庫だけではなく、量販店の在庫状況まで管理することも業務のひとつなのですが、移り変わりの激しい市場動向を踏まえながら、適切な判断をすることは難しいです。できる限り過剰な在庫を持つリスクを抑えつつ、且つ売上ロスにならないよう、それまで長年行われていた取り組みを一から見直し試行錯誤しています。常により最善の方法があるのではないかと自問自答するようにしています。
迷ったらエンドユーザー視点に戻る。
それが信頼にも繋がっていく。
営業企画として、各部署と議論する際には、説得力のある根拠やデータを示し、必ずエンドユーザー視点を持った意見を述べた上で、最適な結論を導けるよう努めています。
何か判断に迷ったときには、「エンドユーザーにとってどうなのか」ということを考え、その軸はブレないように心掛けています。メーカーとして実際に製品を使っていただくエンドユーザーを第一に考え行動しなければ、信頼を得ることができないと考えているからです。

現在は、スマホアクセサリやオーディオ関連製品を担当していますが、今後は売上のもっと大きい製品を任せていただけるようになりたいと思っています。そのためにも、製品のことだけではなく、会社全体の売上や利益のことを考え、より多角的な視点を持つことであらゆる状況でも最適な判断ができるようになりたいと思っています。
また、量販営業、本部担当を経験したからこそ、今営業企画として感じることは、最前線にいる営業担当との連携をさらに増やしたいということです。

売り場で日々活動している営業から、現場の要望をより吸い上げることができれば、より良い製品づくりができるのではないかと考えています。今でも現場からの要望をもらえはしますが、より細かな意見まで気軽に共有し、製品に反映できればいいなと感じています。そして、そういった製品をあらゆるエンドユーザーに提供し、満足いただけるようこれからも日々の業務に取り組んでいきたいと思います。
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