経理の枠を超えた経験が
成長の加速度を上げていく
M.Iさん
2016年度入社
経理部 経理課

山のような書類がなくなった時の
達成感と爽快感がたまらない。

入社当初は経費精算やチェック業務を行っていましたが、6年目の現在は月々の仕訳や請求書チェックの他、四半期ごとの監査資料の増減分析などを行っています。会社の規模が大きいので、経理課の業務はフローごとに担当が割り振られ、一連の流れ全てに携わることはありません。その代わり、入社1年目は基本的な業務から始まって2年目は一歩先へ、3年目はさらにレベルの高い仕事へと着実にステップアップできる環境が整っています。

日々の業務で求められるのは、正確性やスピード。営業日ベースではなく支払日ベースで業務が進んでいくので、大型連休明けは支払日までの猶予がなく、処理期間が極端に短くなることもあります。特に月末、月初は業務が立て込み、デスクに書類が山のように積み上げられます。その光景はある意味圧巻。ですが、処理を続けるうちに徐々に書類の山が低くなっていって、最後にはなくなるその瞬間の達成感や爽快感は筆舌に尽くしがたいものがあります。この感覚を味わえるのが経理課の醍醐味ですね。

部署内の雰囲気も和やかで、男女問わず話しやすく、先輩や上司への相談も気軽にできる働きやすい職場環境だと思います。コロナ禍を経験したことで、誰かが出社できない事態になった際にも業務をフォローし合える体制づくりも始まりました。お互いの業務を理解するようになり、風通しが一層良くなっていると感じます。

初めてのプロジェクトに奮闘。
その経験が成長を加速する転換点に。

4年目に入り業務にも慣れてきた頃、大きなプロジェクトを任されることになりました。グループ会社間の連携強化のために、エレコムで使用している経理システムをエレコムグループ全体に展開するというプロジェクトです。私の役割は、マニュアルを作成し、導入先の業務に合わせてシステムの初期設定を行い、導入時に先方の経理担当者に向けて操作方法を説明すること。最初の導入先はDX アンテナという全国に拠点を持つグループ会社だったので、全国各地へ出向いて説明会を開催しました。

プロジェクトに参加するのはそれが初めてでしたが、ちょうどプロジェクトの始動と同じタイミングでシステムに詳しい先輩が産休に入り、頼れる人がいない状況に。私一人で務まるのかと不安になりました。しかし頼る人がいなかったからこそ「自分がやらなければ」という責任感が高まったのも事実。何より自分の裁量で物事を決定できることが嬉しくて、徐々に楽しむ気持ちが膨らんでいきました。

もちろん、困難がなかったわけではありません。システムを矛盾なく動かすためには、業務フローの変更や、場合によっては総務課を巻き込んだ規定変更をせざるを得ないケースもありました。こうした大きな変更を導入先の経理担当者が納得できるように説得する必要もありました。それでも、綿密にスケジュールを立てて動き、最終的にリリースまで完遂できたことは、私にとって非常に大きな経験になりました。


大きなプロジェクトを経験してからは、日々の業務でも、上司から判断を一任されるようになり、自分で考え主体的に行動を起こす場面が増えました。部長からもいまだに「あのプロジェクトがIさんの成長の転換点だった。よくやってくれた」と評価してもらえているので、「信頼されている」「成長できている」と実感します。

たくさんの密度の高い経験が
可能性を広げてくれる。

エレコムグループの製品分野はパソコン周辺機器中心からヘルスケア商品にまで展開し、顧客もBtoCからBtoBへと広がりを見せています。新しい領域への挑戦には困難がつきものですが、それでも果敢に攻め込んできたこと、積み重ねてきた経験が今のエレコムグループの姿に現れているのだと思います。

経理課内を見渡しても同じことが言えます。部署間の連携強化のために、部署の垣根を超えて財務部に異動になった同期もいます。経理と財務の両方を経験することで得られるスキルや知識、そこから生まれる可能性はきっと想像以上に大きいでしょう。私自身も、プロジェクトの担当を通して新しい領域を経験でき、若手のうちから活躍できるフィールドが広がっているのを感じます。

プロジェクトで成果を上げたことが認められ、今後はグループ会社への出向を任されることになりました。よりたくさんの経験をさせてもらえることが楽しみで仕方ありません。ゆくゆくは、上司が担当しているようなプロジェクトにも関わっていきたいですね。そこに辿り着くまでにまだまだ踏むべきステップはありますが、エレコムグループでならきっと叶えられると確信しています。

「経験」×可能性=

エレコムは、社員に「経験させる」ことを惜しまない会社。他部署やグループ会社とも連携を図りながら、幅広い業務を経験することができます。ひとつのミッションを完遂するとさらに一段階上のレベルへ。与えられるチャンスを活かしてたくさんの経験を積むことが、着実な自己成長に繋がっていることを実感できます。