「世界のエレコムグループ」
として、新たな歴史を
この手で作っていく。
Y.Iさん
2015年度入社
ハギワラソリューションズ 営業部 東京支店

コンシューマ向け製品だけではない
幅広く事業を展開するエレコムグループ。

新卒で入社して最初の2年間は、高崎営業所で量販営業を経験し、地元の家電量販店や携帯電話ショップを担当していました。留学経験のある私が、ずっと海外で何かしたいと願っていた思いを汲んでいただけたのか、その後グループ会社であるハギワラソリューションズに出向することになり、現在に至るまで、産業用SSDの国内・海外営業を担当しています。

産業用SSDというのは、銀行ATMや工作機械の制御コンピュータ、船舶の運航管理システムなどに使われるものです。一般的に使われているパソコン用の製品と比較して、非常に高い耐久性や特殊な性能が求められる点が大きな違いになります。

例えば、工場などで使用される場合は、高温にさらされながら稼働する耐久性が要求される他、金融業界やインフラ分野では極めて高い安定性が必要です。万が一にもSSDに不具合が発生すれば、金融取引が大混乱に陥り、世界の金融市場にまで影響が及びかねません。また、電車などの交通システムでトラブルが起これば、何万もの人に大きな損害を与える上、場合によっては人命に関わることも十分に想定されます。

こうした幅広い産業分野での用途を想定して、いかなる状況でも安定稼働し続ける信頼と品質の高い製品を企画・製造しています。一般のコンシューマ向け製品が有名なエレコムですが、グループ全体ではこうした産業分野向けビジネスも手掛け、人々が当たり前のように安心安全な環境の中で日常生活を送れるよう、見えないところから支えていることを知っていただけるととても嬉しいです。

グローバルな視点を持ち、
グループの力で世界市場を開拓していく。

ハギワラソリューションズの中で、私は国内・海外両方のお客様を担当しています。国内向けの仕事は、FA(ファクトリーオートメーション)、車載、医療、電機などのメーカーをはじめ、インフラシステムの構築を手掛ける企業など、多種多様なお客様との取引を手掛けています。一方の海外向け営業では北米エリアを担当し、現地の販売店を通して、海外市場向け製品の提案を行っています。

産業用SSDというニッチな分野の製品ですが、世界レベルで市場を見れば、多くの競合企業があり、その競争は非常に激しいものです。特に中国や台湾といった電子デバイスに強い国が、世界市場で高いシェアを持っています。その牙城をいかにして切り崩していくのか。そこで活きるのが、製販一体となってお客様の要望に応えていくエレコムグループの強みです。

産業用SSDの提案営業では、いきなり製品を採用していただくことはまずありません。いかなる状況でもトラブルや障害を発生させるわけにはいきませんから、事前の検証を必ず行います。既存のシステムと当社の製品のマッチングや相性を確認して、きちんと稼働するのか、本来の性能が損なわれていないかなどをチェックして、詳細な分析レポートを提出する必要があります。

そうした技術的な面でお客様の要望に応える必要がある時、開発や製造部門の技術担当者がチームとなって、一緒にお客様への説明や技術課題の解決に取り組んでくれるので本当に安心です。私は常々、たくさんの人に助けてもらって今の自分があると考えています。周囲の人たちも、お客様のためにベストな製品を提供したいと思っていますから、協力を惜しむことはありません。

こうした作り手の思いは、必ずお客様に届きます。ですが、単に形ある製品を提供するだけでは、製品の性能以上の価値を感じていただくことはできません。事前の検証やマッチングテストといった製品スペックには表れない部分にも妥協なくこだわることで、ハギワラソリューションズという会社と取引することそのものに価値を感じていただけます。

エレコムグループには助け合いの精神があり、たくさんの人を巻き込みながら仕事に取り組んでいけます。そして、助けてくれた人たちへの恩返しとして私にできることは、結果を出すこと以外にありません。だからこそ、結果には常にこだわってきました。きちんと恩返しができた時が、営業として一番大きな喜びを感じる瞬間です。

実現したいことは、
自分の手で形にしていける。

海外で何かしたいという願いが叶い海外営業を任せてもらっていますが、次の目標として掲げているのが海外に拠点を作ることです。北米やヨーロッパに新たな拠点を作り販路を拡大していくと同時に、将来的には現地で材料を調達し、現地でニーズに応じた製品開発もできる体制を構築したいと考えています。

先ほども述べたように、世界市場を見れば中国や台湾など勢いのある国がありますが、エレコムグループの総力を活かせば、必ず海外でのシェア拡大を図っていけると思います。営業面で競合企業に引けを取ることはありませんし、技術の面でも、エレコムグループの開発陣は懐が深く、時代のニーズに応じたモノづくりを実現する力があります。チームで課題に取り組む体制があると同時に、メンバー個々が大きな裁量権を持ち、年齢やキャリアに関係なく自由に活躍できる土壌があるからです。

自分たちで市場をマーケティングし、自己裁量を持ってやりたい仕事にチャレンジしていく。そうやって現場に近いところで仕事ができるからこそ、一人ひとりが実務を通して成長し、組織の力をどんどん高めていくことができます。また、市場にないモノは開発体制から立ち上げて対応していけるので、多種多様な要望に応え続けることができるのです。

常に時代の先駆者であり続けることが、エレコムグループの強み。その最前線に立って、世界の誰も成し遂げていないことにもチャレンジして、自分たちの手で形にしていけるのが一番の魅力だと思います。世界のエレコムグループとして、新たな歴史を築いていくような、ダイナミックな仕事にチャレンジしていきたいですね。

「世界」×可能性=

マーケットにおいてさらなる存在感の発揮を目指しているエレコムグループ。次に見据えるのは、世界市場での事業展開です。世界には国内とは比較にならない大きな市場があり、あらゆる可能性があります。世界に目を向けたモノづくり、ビジネス展開がエレコムグループの新たな成長に繋がっていくと思います。